三重県神社庁飯南支部 伝統継承への取組み ~『心と舞』を伝える~

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 三重県神社庁飯南支部では舞姫指導員の養成に取組んでいる。
 平成19年度 (9月15日開催) も支部主催で松阪市飯高町宮前にある老人福祉センターを会場に 「飯南支部舞姫指導者講習会」 が開催された。 当日は同支部内神社の舞姫指導者14名が参加した。
 この講習会は40年以上前から続けられており、 支部の 『教化事業』 として継続的に行われているのは県内でも大変珍しい。
 講習会では例祭、 大祭等で奉仕する舞姫 (浦安の舞を奉納する児童) の作法指導を行う指導者の教育・育成を目的として開催されている。
 講習会では支部指導員による模範舞を披露した後、 全体練習が行われた。 視聴覚教材等も取り入れ、 毎年充実されたものとなっている。 近年では若い指導者も多く参加し、 益々活気づいたものとなっている。
 支部も舞姫指導員の育成については力を入れており、 新たな神道教化の場として期待されている。
 また支部内にとどまらず、 外部講師を招いたり、 神宮、 多度大社等での講習会等に積極的に参加している。 参加者からは 「我流になること無く、 正しい舞を子供達に伝えたい。 子供達が大人になり、 次の世代に舞を伝えて欲しい」 などの意見が聞かれた。
 飯南支部では、 例祭、 大祭には必ず浦安の舞が奉納されている。 祭祀を厳修し、 良き伝統を継承するのは無論のことであるが、 ただ舞を覚えるのではなく、 『舞』 を通じて将来を担う子供達に氏神様を大切にする 『心』 を培い、 礼儀作法や大人との接し方を学ぶ機会として今後も続けられる。

三重県神社庁「みあかり」第16号