桧杖神社 – ひづえじんじゃ –
一般に倉稲魂神は食物を司る神、つまり稲の生産豊饒を守護する農耕神として位置づけられており、また中世から近世にかけては商業の発展に伴い、殖産興業神、商業神、屋敷神としても全国に流布していったことはよく知られているが、しかし当社のように疫病除去の神として勧請されたことは珍しい事例といえよう。
由 緒
当社の創始については、文化2年(1805)3月に当地方で悪病が流行し、それを鎮めるために伏見稲荷大社から倉稲魂神を勧請したのが始まりという。後、悪病もなく、氏子の崇敬を集め、現在に至る。鎮座地 | 三重県南牟婁郡紀宝町北桧杖527 |
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電話番号 | |
御祭神 | 倉稲魂命 |
祭祀 | 3月15日 秋祭 11月1日 |
アクセス | JR紀勢本線「新宮」駅下車、三交バス相野谷線「鮒田」下車60分 |