猿田彦神社   – さるたひこじんじゃ –

猿田彦神社

由 緒

 当社は玉串大内人たる宇治土公が、その祖先の猿田彦大神大田命を祀り、古くから広く崇敬されて来た神社である。創祭年代は不詳であるが、往古来宇治土公家は祖神まつりを行い、建久年間(1190~1199)までは、現在地に近い中村町興玉の森で祭られたと伝えられる。  その後も神宮の大内人を勤めつつ、邸内の祭祀を続け、時代と共に一層増加する参詣衆のため、宇治土公定彦神主の代の延宝5年(1677)12月、現在地に祀られたという。慶応3年(1876)5月、社殿回録の災に罹り、明治11年8月工を起して本殿が竣工した。更に昭和11年、49年には造営本殿遷座祭が行われた。記紀をはじめ古典によると、猿田彦大神は上は高天原を光し、下は葦原中つ国を光し、天孫降臨を天八衢に待ちむかえ、日向の高千穂の槵觸之峰に導き奉った。続いて伊勢の狭長田五十鈴の川上に天宇受売命に送られて来られたと伝えられている。  垂神天皇の御代、皇女倭姫命が、皇大神宮鎮祭の地を求めて巡歴されるにあたり、猿田彦大神の裔たる宇治の土公大田命は、祖神からの伝えにより、これを迎え、五十鈴川上の霊地を献じ、鎮祭に尽くされた。神宮の鎮祭と御遷宮奉仕に関連して、大神は地祭り、方除、建設の御神徳、また大は世の行手を示し、小は各人の道を開きたまう大神としてみちびきの御神徳高く、全国的に多くの崇敬者を有し、尊崇を集めている。
鎮座地 伊勢市宇治浦田2-1-10
電話番号 0596-22-2554
御祭神 猿田彦大神、大田命
境内神社:佐瑠女神社(天宇受賣命)
祭祀 例祭 4月5日 11月5日
御田祭 5月5日
清砂頒布始祭 12月5日
御田祭は、御祭神が産業をみちひらき給う事と、神宮創建にあたり御刀代田を献られた事に由来するという。本殿祭に引き続き、神田で御田植行事が行われるが、桃山時代の風俗による植方、楽師の他、八乙女という八人の童女奉仕により斎行される。また団扇相撲、豊年踊りが行われ、県無形文化財に指定されている。
アクセス 「伊勢市」駅・「宇治山田」駅・「五十鈴川」駅下車、三交バス「猿田彦神社前」下車