豊玉神社   – とよたまじんじゃ –

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 当社特殊神事の御頭神事は「無病息災」「町内安寧」「五穀豊穣」を願ひ、須佐之男命の「八岐の大蛇退治」神話の所作を獅子が舞う神事として、毎年2月11日に枝宮2社で祭行されている。
 なかでも森区(中社)の獅子頭は、顔に白粉、口には真紅の口紅の化粧を施した「雌獅子」で、近郷近在でも異色の獅子頭である。
 植山地区(稲荷社)では稲荷祭と称して、氏子の「太極拳」や可憐な少女の舞女が白の千早に緋袴姿で優雅に「豊栄舞」を奉納する。

由 緒

 当社は旧号を河田社と称し、西豊浜町に鎮座する産土神(暮日尊)と云われていた。明治42年、森区の村社「中社」、小川区の村社「坪井御前社」植山町村社「稲荷社」の三社を合祀し、村社『豊玉神社』と単称し現在に至っている。合祀された中社は、古来、森区の産土神(朝日尊)を御祭神としていたと云われている。今は所在地・祭神名とも不詳となった片嶋社とともに、平安時代中期の長徳年間(995~999)には既に存在していたとの記述が鎌倉時代の『類聚神祇本源』に見られる。江戸時代までは神宮(外宮)の管社とされており『両宮摂末社巡拝絵図』にも記されている。坪井御前社は、坪井御前天尊(水除神)を祭神とし浜御志宝殿とも称されていたが、明治40年に雑社「山神社(大山祇神)」「秋葉社(火産靈神)を合祀し、坪井御前社と単称せられていた社であった。また稲荷社は幕府直轄領として明野ヶ原を開墾された植山新開に享保年間(1716~1736)頃、山城国の伏見稲荷(倉稲神・太田命・大宮姫命)を勧請したとの記録がある。尚、植山町鎮座の摂社「芭蕉天神社」は文政5年(1822)、駿河国芭蕉天神神社(菅原道真公・久我大納言公)を管請したとの記録がある。
鎮座地 三重県伊勢市西豊浜町1493番地
電話番号 0596-37-4010
御祭神 暮日尊、朝日尊、大山祇神、坪井御前天尊、火産靈神、倉稲魂神、太田命、大宮姫命
祭祀 例祭 4月15日
御頭祭/稲荷祭 2月11日
アクセス 三重交通バス  伊勢市駅・有滝線「野依西」停留所 徒歩5分
近鉄・JR  「伊勢市駅」下車 車で20分