大村神社 – おおむらじんじゃ –



由 緒
当社は延喜式神名帳に載っている古社、主神の大村の神は、阿保氏族の始祖「息速別命」と申し、凡そ2,000年前の神様で、第11代垂仁天皇の皇子、伊勢の神宮を奉鎮せられた倭姫命の弟君にあたられます。当社の鎮座する阿保は伊賀東南部に位置し、古くは奈良から青山峠を超えて伊勢東国につながる街道の要所で阿保頓宮も置かれていました。大神様は、この地域一帯の土地の守り神として、又境内に奉斎する「要石」は地震除災の霊石として古今御神威を発揮され多くの信仰を集めています。 「ゆるぐともよもやぬけまじ要石 大村神のあらんかぎりは」特殊神事
例祭 祭講
11月2.3日。講は、例祭前日の宵宮(11月2日)に当人が習わしの神饌(お餅・お酒・魚・野菜など)を神前に供え、祈祷参拝を行い、例祭(11月3日)には行事(営み)を行う。「三重県神社誌」(大正9年刊)によると「祭講行事は当人参拝及び当屋に於ける祭営の行事なり。当人参拝は宵宮早旦より夜間に亙り各祭講の当人参拝するを例とし、神饌の献備奉幣、探湯等の行事あり。」と記され、講の数は29とされている。現在営みを行っている祭講は23で、講により江戸時代の記録台帳を伝えている。講により行事も様々で、その内の「大當講」の行事を紹介する。
保存している記録は、安政3年からのものであるが、講ができたのはずっと以前と伝えられている。明治時代は30戸程で現在は18戸となっている。当屋は2戸、輪番で回っており、2戸の話し合いでどちらかの家が宿となる。当屋の務めは1年で、講長の指示により講の一切の仕事を引き受ける。例えば講の道具類や衣類などの備品の保管、集金その他の用務、祭礼時の神事の準備・世話などである。
11月2日の宵宮の日に当屋の行うことは、先ず朝から行事を行う宿の戸口へ傘付きの大提灯一対を立て、白地に黒い藤の紋入りの幕を張り、御幣を切って前年以前の分とともに幣串に大水引でしばる。午後は大村神社に2人で参拝する。その携行品は、㊀御幣㊁酒樽(酒五合)㊂幣帛料㊃鏡餅三重ね(一重ね五合取り)㊄海魚のひらき19枚㊃の鏡餅のうち一重ねは御神膳として中央に餅、四方に海魚のひらき、束し菜、里芋、川魚(生きたハヤを原則として竹の串に刺して大根の台に立てる=石打川の川干し漁行事のなごり)をそれぞれ小かわらけに載せて並べる。1人が御幣を持ち、1人はその他の物を挟み木箱に入れて担う。神社では全部を神前に供え、御祈祷を受ける。幣帛料、鏡餅一重ね、海魚のひらき1枚、酒二合五勺以外の物を下げ、神社からの御神札、撤下品とともに持ち帰る。神社から帰参した後、床飾りを行う。
㊀床の間中央に御神軸(白馬にまたがった鹿島の神)を掛け㊁御幣を立て㊂御神膳㊃御神酒などを並べる。
11月3日祭礼当日、当屋では決められた膳を調え、午後の行事は㊀当屋挨拶㊁一同鹿島神拝礼㊂講長挨拶㊃事業会計報告㊄協議㊅献杯㊆直会食事㊇餅搗き(祝い歌に合わせて千本杵で搗く)㊈頭渡しの順で行う。頭渡しは講長から㊀本年の当屋㊁権頭(明年の当屋) ㊂権々頭(明後年の当屋)の順に献杯し、最後は講長の杯で納める。
| 神社 コード |
4210001 |
|---|---|
| 鎮座地 | 伊賀市阿保 1555 |
| 電話番号 | 0595-52-1050 |
| 御祭神 | 《主》大村神、《配》武甕槌神、経津主神、天児屋根命《合》応神天皇、大日孁貴命、天押雲命、市杵島比売命、大物主命、大山祇命、事代主命、火之迦具土命、建速須佐之男命、多紀里毘売命、狭依毘売命、多岐津比売命、水波能売命、宇迦能御魂神、速玉男命、月夜見命、稲田姫命、 《境内社》要石社、英霊社 |
| 祭祀 | 秋祭り 11月2日・3日 |
| アクセス | 電車:近鉄青山町駅下車 徒歩10分 車 :名阪上野東インター20分 伊勢自動車道久居インター40分 駐車場50台(無料)バス駐車場有(無料) |
| WEB サイト |
https://www.jinja-net.jp/oomura-jinja/ |
