射山神社 – いやまじんじゃ –



由 緒
大和時代以前の創立。延喜式神名帳に列する射山神社は大己貴命,少名彦命の二座を温泉大明神として古くから祀られてきた。境内の裏手にある湯之瀬川の北岸にそびえる射山(貝石山)を御神体とし今も山腹八合目に御社殿が残っている。また南方二〇〇メートルの旧道には一の鳥居あとがありこの境内は拝殿御旅所とされていたが天正十六年(1588)三月一五日に現在の地に遷座したものである。それまでに貝石山の西麓に湧いていた温泉が七栗の湯を里人は神湯とか宮の湯と呼んでいた。またこの地は榊原氏発生後でもあり伊勢伊賀の守護であった仁木義長の子孫利長が榊原に住んでその姓を称したといい利長は伊勢外宮の神官を務めていたことから外宮の神紋をとって榊原源氏車としたと言われる。明治になって村内の神社を合祀して現在は十九社の神が祀られている。神社の前には長命水がありそこで身を清めて参拝する。「榊の井」とも呼ばれている。この長命水は人皇二六代継体天皇の皇女荳角媛命がこの郷の榊をお取りになって「榊の井」に榊の枝を一晩浸し翌日に神宮に奉献されたと伝えられている。また、「勢陽雑記」に「大己貴命,少名彦命ノ二神ヲ祀トス 今榊原ト名クルニ拠テ榊ヲ大神宮二献ズ」と記されている。○神事
湯立神事(みゆ)
【由来】古く江戸時代から伝わるもので無病息災家内安全を祈願し、榊原各地に出向いて宮司が実施していた。射山神社の湯立神事「御湯」は境内から湧き出る「長命水」と榊原温泉の源泉を釜で沸騰させ青山高原のクマザサで参拝客に振りかけるもので、長寿健康と清めの意味が含まれている。実施日毎年2月11日
献枝祭
【由来】この行事は射山神社境内に湧く長命水榊の井は人皇26代継体天皇第6の皇女荳角媛命(ささぎのひめみこ)伊勢大神宮斎祠のとき、物部伊勢小田連等が木村榊が原の榊枝を採り一夜この井に浸し置き、翌朝神祭の用に供したことが始まりで毎年必ず榊枝を神宮に献する例となった。後に村名も「榊原」が使われるようになったと伝わります。実施日毎年2月12日
特殊神事
湯立て神事
2月11日午前10時から祭典の後奉納。古くは江戸時代より伝わるもので、無病息災・家内安全を祈願し今から90年以前は各地区の神社に出向いて実施していたが、その後射山神社でのみ実施している。
この神事は、神社の境内から湧き出る「長名水」と榊原温泉の清めの源泉を釜で沸騰させ、笠取山(青山高原)に自生するクマザサで湯を参拝者に振りかけることで、長寿・健康と清めの意味が込められている。
山の神
1月7日。榊原各地に祀られる山の神、正月七日に山の神を里に呼んで里人たちと餅を焼いて食べ祝う行事である。山の神は男女二神で、子供神とも言われる。子供には優しく大人には厳しい神と伝えられている。神事の当日は講の世話役が夜も明けきらぬうちから境内で火を焚き、その日を合図に講の人達は餅を入れた重箱を持って集まってくる。境内に善の縄(しめ縄)を張り、正月二日に準備をした大きな木の股で作った鍵を引っかけて全員で引っ張って善の縄を切り、これで山の神を呼び出して、みんなで餅を焼いて食べ残りは家に持ち帰り七草がゆに入れ、家族みんなも山の神の餅を食べる。
その昔、団子しか供えてもらえなかった山の神が10月の雲出の大会に出席し美味しい餅の味を知り、雲出の杵と臼を拝借して山に持ち帰り餅を日夜ついていたところ、雲出では神の身でありながら杵と臼を盗むとはけしからんと山の神をとがめ山に閉じ込め謹慎の身とした。それを知った里人は、「団子しかたべさせなかったおらたちが悪かった。」と、せめて正月だけでも山から呼んで餅を一緒に食べようとした神事だと伝えられている。
かんこ踊り
津市指定文化財 10月10日。江戸時代後期ごろから榊原町に伝承されている、かんこ踊りは榊原5地区で踊りが継承されており各地区では「笠破」といわれる踊りで笠が破れるという意味の激しいものである。10月10日の秋の大祭に奉納される。
献枝祭と長命水(榊の井)
2月12日。神社境内に湧き出る長命水(榊の井)は、人皇二十六代継体天皇第六皇女荳角媛命(ささぎのひめみこ)伊勢大神宮斎祠のとき、物部伊勢小田連等が旧榊原村の榊が原で榊枝を採り、一夜この井に浸し置き翌朝神祭の用に供したことが始まりで、毎年榊枝を伊勢の神宮に献上する例となった。後に村名も「榊原」が使われるようになったと伝わっている。
1500年前からこの地に自生する榊枝を氏子を中心とした有志で、伊勢の神宮に献上する行事。
献湯祭
6月6日。1500年にわたり榊原に湧く温泉は、神事に、健康に、癒しに、と使われてきた自然の恵みで温泉に感謝し温泉が湧き続ける事を祈願するため神社に献上するものである。
また、伊勢の神宮の「湯ごり」として使われてきた。神事の一つとして利用されていた温泉は広く都に知れ渡り清少納言の枕草子始め「ななくりの湯」を題材とした和歌が後捨遺集や夫木集など数多く記録されている。
この温泉を氏子達が伊勢の神宮に献納している。
芭蕉翁反古塚(津市指定史跡)
芭蕉翁反古塚は江戸時代後期に作られた「温泉由来記」の「榊原湯山図」の中に反古塚が記載されており、その時代からあったことがわかる。塚の表面に「芭蕉翁反古塚」と刻まれており、芭蕉が反古にした紙を埋めた塚と伝承されていた。
神社では寛文10(1670)年に歌会が行われていた。また、芭蕉の小径には、献句祭が行われたあとの俳句を碑にして建立している。
大黒様の「恋こ槌」
温泉の神様 大巳貴命(オオムナチノミコト)をお祀りしています。
大巳貴命は縁結びの神さまとして知られています。
その神さまが、大きな福袋と小槌を持った大黒様です。
特に当神社ではこの小槌を「恋こ槌」と呼んでいます。
よいご縁をお受けください。
| 神社 コード |
4224006 |
|---|---|
| 鎮座地 | 津市榊原町 5073 |
| 御祭神 | 《主》大己貴命、少名彦命《合》天照皇大神、須佐之男命、品陀和気命、表筒男命、火産霊命、彦火火出見命、市杵島比咩命、速玉之男命、天津児屋根命、底筒男命、中筒男命、菊理比咩命、級長津彦命、五男三女神、建御名方命、大鷦鷯命、猿田彦命 |
| 祭祀 | 新年祭 1月1日 春まつり 3月15日 秋まつり 10月第2日曜日 新嘗祭 11月23日 |
| アクセス | 近鉄名古屋線久居駅から榊原温泉行きバス26分榊原下車徒歩5分 車 伊勢道(高速道路)久居IC下車 国道165号を大阪方面10分" |
