田丸神社   – たまるじんじゃ –

由 緒

 元禄15年(1702)2月京都北野天満宮より菅原道真公の御分霊を勧請され天神社としてお祀りされたのが創始とされるが、それ以前は大榎の大木を御神体とする天神様に降雨止雨を祈願する農耕神的性格を有していたと伝わる。宝永6年(1709)享保13年(1728)寛保3年(1743)安永7年(1778)寛政3年(1791)とほぼ20年毎に田丸に大火があり、これを防ぐために天神社に祈願を行い、八心思兼神、忌部神を合祀して以来、当地には大火がないと伝えられる。明治41年1月8日田丸町字魚町蛭子神社、字大手町琴比羅神社、稲荷神社、字板屋町稲荷神社、字萱町八雲神社、境内社塩竃神社、字勝田町琴比羅神社、秋葉神社、境内社瘡守社、八雲神社、大字佐田新田町浅間神社境内社稲荷神社、字新田町新田社、字下町八雲神社、字三ツ橋八橋神社八幡社、大字下田辺東山端八柱神社境内社山神社、字城山八幡神社、大字上田辺字牛尾崎八柱神社境内社山神社、字辻の長八雲神社境内社天神社、字見世門山神社を大字下田辺天神山天神社へ合祀し田丸神社と単称。同年2月21日に合祀を執行した。当神社は、菅原道真公を主祭神として19柱を奉斎している。

特殊神事

獅子頭厄払い神事

 この神事は、田丸神社の御例祭に奉仕され、氏子はこのお祭りを「ジンジ」と称する。田丸神社の御例祭は元来2月の20日に宵宮、翌21日に例祭となっていたが、現在は概ね2月の第3土曜、日曜日に斎行されている。例祭は、恒例祭典の中で最も重儀とされ、縁のある日に祭祀を行うことが本来であるが、獅子頭舞手の確保などの事情により土日の祭典となっている。獅子の御頭は、明治41年の合祀前佐田大字三ッ橋に鎮座の八柱神社の御霊代として崇め祀られていた。八柱神社は合祀前佐田全域の氏神であった。田丸藩記録によると、享保2年(1717)大凶作のため飢饉に地域が見舞われ疫病も流行したことで、享保5年(1720)五穀豊穣、疫病退散、村内安全を願い獅子舞神事が始まったとされる。当時は佐田村の青年が神舞会を作り田丸神社合祀後も受け継がれてきた。稽古は厳しく、二月に入ると毎晩練習が行われ当日を迎える。神舞奉仕者は、氏子各家の長男のみしか奉仕する資格がないとされ限定されていた。舞は「カルサ」という神舞衣装を着け「七起し乃舞」と称し一番から七番までの曲がある。全てを舞わすと一時間ほどかかり、これを六人で奉仕する。重量のある御頭であるがゆえ二名ずつが交代で奉仕していく。舞手の新人は獅子頭の尾の方を奉仕し、はじめてより3年間はお頭側の神舞が許されず、しかも25歳が定年と定められていた。しかし、昭和五十四年神舞会の人々の後継者不足により高齢化し、定年制はなくなったものの、解散を余儀なくされた。これを機に獅子の御頭は田丸神社に返納され、昭和55年より氏子総代により獅子頭厄払い神事がおこなわれることとなった。その後、平成5年獅子舞保存会が結成され、氏子の平安を祈り伝統文化が守られ現在に至っている。獅子頭は例祭日に各字に巡幸した。祭典中に社頭で一座舞うことは現在も変わらないが、古来は大字単位で巡幸し、下田辺、上田辺、佐田、田丸の順で各一座を奉仕した。各町からは、敬神の奉燈として高張提灯が掲げられた。巡幸に欠かせないのが、三ツ橋の河田有橋左右にて「水鏡」を、また外城田橋上にても高張にて「水鏡」をして獅子頭がお姿をご覧になられる神事を行う。その他、獅子頭奉製の材木は浦町浦田家の楠から切り出した謂われがあり、御例祭の日のみ「お里帰り」と称し浦田家に帰る慣わしとなっている。更に巡幸の括りとして「鼻あぶり神事」が行われる。獅子頭が厄払いにより氏子一切の罪穢を引き受け、この神事の炎で焼き清め全ての浄化を図るのであろう。最後に奉仕者一同は神宮摂末社である佐田国生神社に詣で神社に還る。世の中の環境変化が著しい現在であるが、古例に倣い神事は今も奉仕されている。田丸神社の御例祭は元来2月の20日に宵宮、翌21日に例祭となっていたが、現在は概ね2月の第3土曜、日曜日に斎行されている。例祭は、縁のある日に祭祀を行うことが本来であるが舞手の確保等の事情により土日の祭典となっている. 獅子の御頭は、明治41年の合祀前佐田大字三ッ橋に鎮座の八柱神社の御霊代として崇め祀られていた。八柱神社は、合祀前佐田全域の氏神であった。田丸藩記録によると、享保2年(1717)大凶作のため飢饉に地域が見舞われ疫病も流行したことで、享保5年(1720)疫病退散等を願い獅子舞神事が始まったとされる。当時は佐田村の青年が神舞会を作り田丸神社合祀後も受け継がれてきた。

神社
コード
4208001
鎮座地 三重県度会郡玉城町下田辺1041
電話番号 0596-58-4007
御祭神 菅原道真命、事代主神、素盞盞鳴神、火之加具土神、活津彦根命、天穂日命、市杵嶋姫命、忌部神、大物主神、味耜高彦根命、譽田別尊、熊野橡日命、天津彦根神、大山祇命、八心思兼神、倉稲魂神、木花咲耶姫命、天忍穂耳命、湍津姫命、田心姫命
祭祀 例祭2月21日、秋季大祭10月3日。例祭では獅子頭神事、秋季大祭では神輿渡御神事が行われる。
アクセス JR田丸駅下車徒歩約10分