菅島神社 – すがしまじんじゃ –

伊勢神宮の神領給人引附目録に「菅島御厨」とあり、「御厨」とは台所の意味で、伊勢神宮へ鮑等の海産物を遠い昔より奉納していたことがわかる。又菅島の「しろんご祭」は有名で、7月11日の当日には毎年2~3社のテレビ局がら来島し、ほら貝を合図に白い磯着の海女が一斉に海に入る姿が放映される。雄・牝一対の鮑を一番最初に獲った者がその年の海女頭としてあがめられる。しろんごは菅島独特のなまりで、本当は白髭大明神である。
由 緒
創立年代不詳、『神鳳抄』に須賀島、『神領給人引付』に菅島御厨、『東鏡』に志摩國菅島本宮ノ御領、その他『内宮引付』『散木奇歌』『山家集』に菅島の名がある。『志陽畧誌』に「八皇子社菅島村に在り、又八幡宮、牛頭天王、弁財天、土ノ宮、白ノ宮、山ノ神等在り」と記されている。また、享保11年指出帳に「宮山一ヶ所、此内位一ヶ所八幡宮、八王子、槌ノ宮、牛頭天王、白社、五ヶ所山神二ヶ所、城之明神、弁財天、観音」とある。明治6年村社、明治40年12月村内各社を合祀して菅島神社となる。特殊神事
しろんご祭
菅島は『神鳳抄』に「志摩国須賀島」と書かれ、『志陽略記』に「酢我島」、また伊勢神宮の『神領給人引付目録』にも「伊勢御厨」とある。「御厨」とは台所の意味で、伊勢神宮へあわび等の海産物を遠い昔より奉納していたことがわかる。菅島は、昔から海女によるあわび採りが盛んであったことがうかがい知れる。「しろんご」は菅島独特のなまりで「白髭」がなまったもので、本当は「白髭大明神」の神祭である。菅島の「しろんごさん」は、島の主産業である漁業の守護神である。海上安全・大漁満足を祈願して白髭大明神を祀り、当日町民こぞってお参りする祭で、数百年前から島の人々から受け継がれている。白髭大明神は、島の北東部の鳥羽湾を一望できる波静かな白浜の小高い丘の上に祀られている。毎年7月11日にこの白髭大明神に雄・雌一対の「まねきあわび」を奉納する祭である。この白髭神社の磯、すなわち白浜の磯は一年を通じ神域として、平素は禁漁区とされている。当日に限り、あわび採りが許され、浜に立った長老の吹き鳴らすホラ貝を合図に、白い磯着の海女達が一斉に波しぶきをあげて乱舞する様子は、まさに一幅の名画であり、他の地方では一寸見られない光景である。やがて一番につがいのあわびを採った海女が高々と片手をあげて名乗りでる。そして彼女は舟板に大きな雄貝・雌貝をのせ、白髭大明神に奉納して、今年一年の海女作業の安全と大漁を祈るのである。一番最初に「まねきあわび」を獲った海女は、その年の「海女頭」としてあがめられる。しろんご祭は、近年テレビ・マスコミ等でたびたび取り上げられ、アマチュアカメラマンなど多数の観光客がおしかけてにぎわっている。
祭典日 7月11日
| 神社 コード |
4221009 |
|---|---|
| 鎮座地 | 鳥羽市菅島町 1 |
| 御祭神 | 應神天皇、八柱天神、素戔鳴尊、不詳一座 |
| 祭祀 | 例祭 12月5日 春祭 1月17日 天王祭 7月14日 |
| アクセス | 鳥羽市営定期船乗り場佐田浜港より、菅島行き約15分、菅島港下船後約5分 |
