都美恵神社 – つみえじんじゃ –

由 緒
当社の起源は古く、西紀2、3世紀以前と推定されるが、元は霊山中腹の穴師谷に祀られ、「穴石大明神」として崇められていた。しかし、寛永21年(1644)の大洪水によって社地社殿悉く欠潰し、正保3年(1646)現在の地に還され今日に至っている。明治42年には、合祀によって一村一社の実を挙げ柘植郷の総鎮守となり、大正11年7月に「穴石神社」から伊勢神宮縁りの元社号「都美恵神社」に改められた。昭和63年は、合祀完了の年から数えて80周年にあたった為、これを記念して、諸社殿の修復、境内の整備、社頭石玉垣の建設等の大事業を実施した。特殊神事
山神祭(鉤引き神事)
1月4日。都美恵神社のカギヒキは、現在 毎年1月4日午前7時から同8時頃にかけて早稲、中稲、晩稲という形で3回行っている。
鍵曳き神事は当番制で、氏子11区が順番で受け継ぎ、当番の地区は前年の年末に約12mの太い注連縄を綯い、これに不随する道具物や鍵(約2mの山桜の枝)10数組を山から切り出し準備する。
前日の1月3日には当番区の区長をはじめ関係者等が、山之神社境内に参集し大注連縄や鍵、焚き火用の柴・割木等を搬入し取り付け作業を行う。
1月4日当日、当番区関係者は午前6時前から境内において参拝者が暖をとるための焚き火を始める。その頃から各区の神事当番が御神酒や盃、肴持参にて集まってくる。
一般参拝者は祭典までに全員が整い、いよいよ第1回目の鍵曳き神事が定刻の午前7時に執行される。祭典次第は恒例により修祓に始まり、献饌、祝詞奏上、玉串拝礼、撤饌に引き続き鍵曳きとなる。
鍵曳きは、当番区の音頭取りが白扇に記された伝統的な詩(出だしの文句「謹請再拝再拝敬って申す。天下泰平五穀豊穣、年の始めのカギ曳きの・・・」)や、その年に相応しい文言を入れた詩を元気良く唱える。その時参列者は各々鍵(鍵となる木の枝)を掴み音頭の一区切り毎に大声で“ヨ~イショ”と掛け声をかけながら鍵を曳く。終わって全員が拍手をもって祝意を表する。
神事が終了した時点で当番区の区長が新年の挨拶と謝辞を述べる。
次に、各区が御供えをした御神酒を下げて朱塗りの盃に順次注いでそれぞれが拝戴し、後はささやかな直会となる。
その後、約20分が経過した頃第2回目を、また20分後第3回目の鍵を曳き万事が終わり適宜解散となる。当番区は後始末を行い、当番区長は次年度の当番区長に引継ぎ書類を申し送り放免となる。
| 神社 コード |
4209001 |
|---|---|
| 鎮座地 | 伊賀市柘植町 2280 |
| 電話番号 | 0595-45-3636 |
| 御祭神 | 《主》栲幡千千比売命、《配》経津主命、布都御魂命《合》応神天皇、健速須佐之男命、稲田比売命、仁徳天皇、天穂日命、火産霊命、大山祇命、三筒男命、安閑天皇、大山咋神、建御名方命、大日孁貴命、埴山比売命、弥都波能売命、市杵島比売命、伊弉冊命、菊理比咩命、天太玉命、宇気母智命、伊勢津彦命、天手力男命、倭姫命、武甕槌命、宇迦能御魂命、天津彦火瓊瓊杵命、木花佐久夜比売命、八坂刀売命、玉依比売命、建角身命、猿田彦大神、天御柱命、国御柱命、火之迦具土命 |
| 祭祀 | 例祭 4月5日 祈年祭 新嘗祭 祇園祭 秋季恒例祭 |
