石鏡神社   – いじかじんじゃ –

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 正月五日に八幡祭がある。天下泰平や大漁を祈願する弓引き神事で、前日に世帯主の中から射弓者6人を選定し、同時に矢ごしらえをする。当日、朝の間に「郷入り」によって的が作られる。的は、射弓場である御堂の高所から北の谷をおよそ三十間ほど隔てた、中山という向かいの丘の木にかける。的掛けは祷屋の役で、放ち矢を拾取る役もする。午後4時頃、使番が触れ回ってから、大年寄り・地下の元・射弓者が式場に出て、杯事を行い、その後射弓者は羽織袴から裃に着替える。第一番に射弓するのは、新旧の地下の元二人。的の星へはわざと射当てぬようにする。第二番目には、六人が一列に並び立って、右の者から順次に二本宛二対の矢を射る。最後の留矢は直ぐに射放たず、一同が扇を拡げて「ヨーヨーオー」と三声発声の後に矢を放つ。

由 緒

 創立年代不詳。石鏡は『和名抄』郡の部に志摩国答志郡郷名に云う古名「伊加之郷」後、伊志加。『大神宮諸雑事記』『神宮雑例集』『神鳳抄』などに「伊志加の御厨」とみえる。『志陽畧誌』に「八皇子社石鏡村に在り。又八幡、天神、弁財天、坂折八皇子の社在り」とある。享保11年(1726)仕出帳に「宮山七社、八王子、鎮守、天神、山神、八幡、弁財天、坂折八王子」とある。明治6年村社、明治40年村内小社と合祀して石鏡神社となり現在にいたっている。
鎮座地 三重県鳥羽市石鏡町261番地
電話番号
御祭神 國常立尊・春日大神・宇迦之御魂神・天照皇大神・大山祇命・菅原道真・大國主命・應神天皇
祭祀 例祭 7月15日  八幡祭 正月5日
アクセス 「かもめバス」で鳥羽バスセンターより「石鏡港行き」に約40分乗り、「石鏡港」下車。徒歩3分。