賀多神社   – かたじんじゃ –

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 鳥羽駅の南西約400m、旧市内の本町、「児の谷」(宮の谷)にあって、本殿の後は日和山である。「鷲の羽の御船に乗りて兒の谷に天降ります八ッ島神」と御鎮在記にある。当社には今から約300年前の元禄4年この地に流行した悪疫を払うための神事能を奉納、これを契機に1707年以来能が行われている。能楽に使用される能面・装束・小道具類には非常に優れたものが多く、また組立式の能舞台も全国で唯一のものとして、いずれも文化財に指定されている。また、境内入口の老樹は樹齢約400年。太閤朝鮮征討の際、鳥羽城主九鬼嘉隆が戦果を挙げた日本丸は、神託により境内の大樹で造ったものといわれ、帰国凱旋した嘉隆は、報恩のため境内に杉千本を植樹したが、この一本のみが残ったものである。後の世の人々から九鬼の千本杉と呼ばれるようになった。

由 緒

 当社は、奈良時代聖武天皇の神亀元年(724)のご鎮座といわれ、古くは八王子社と称して五男三女神をお祀りしていたが、明治4年(1871)郷社となり、賀多神社と改められた。その後明治40年には、近郷の12社を合祀して今日に至っている。旧記に、「志摩国鳥羽県当北山陰谷にあり、児谷と謂いて宮の谷なり。杉松鬱々として青翠を含み、禽鳥揩々として四時を報ず、貴に邦内の勝景たり。里人五穀神を此に勧請して偈仰再拝して白和幣を進め、白木綿を捧げ、神楽歌を奏す。その詠歌に、 鷺の羽根の 御船に乗りて 児の谷に 天降ります 八ッ島の神」とあります。
鎮座地 三重県鳥羽市鳥羽2ー9ー1
電話番号 0599ー25ー2392 
御祭神 正哉吾勝勝速日天之忍穂耳命、天之菩卑能命、天津日子根命、活津日子根命、熊野久須毘命、多紀理毘賣命、市寸嶋比賣命、多岐津比賣命。倉稲魂命、建速須佐之男命、奇稲田姫命、鵜茅葺不合命、豊玉姫命、誉田別命、大山祇命、鹿屋野比賣命、大山咋神、大己貴命  
祭祀 4月第2土曜日
アクセス JR参宮線・近鉄鳥羽線の鳥羽駅下車、徒歩約8分。