鳥出神社 – とりでじんじゃ –



由 緒
延喜式内社。当社の創祀の年代は詳らかでないが、『延喜式神名帳』伊勢国朝明郡二四座の鳥出神社として、主祭神日本武尊を斎き祀る。古来、朝明地方における中心の神社として崇敬せられ、徳川時代に「富田六郷の総氏神」東富田、北島、西富田、松原、富田一色、天ケ須賀六村の氏神として尊崇され、若一権現としても信仰を集めた。安永年間、災に遭い古伝を失ったが古典中に本社に関する文献は多い。『大日本史』には「鳥出神社〔今在東富田村飛鳥明神〕に伝言、祀日本武尊」、『古事記傅神社丙敫録』「日本武命薨世、葬之能褒野」とある。明治三九年、神饌幣帛料供進社に指定。大正三年、当社祭神中、事代主神、速玉男命とあるのを日本武尊、事代主命に訂正許可を願い出、認可されて現在に至る。明治四一年、境内社三社大神社(天照皇大神、應神天皇。天兒屋根命)ほか大小祠を合祀した。同四三年、村社若宮八幡神社(大鷦鷯命)、無格社山神社(大山祗命)を合祀。明治四一年、村社茂福神社(建速須佐之男命、天照大御神、保命神、猿田彦命、大宮能賣命、上筒男命、中筒男命、底筒男命、大山祗命)を合祀したが、昭和二五年、茂福神社を再建するにつき上記祭神を分祀。特殊神事
鯨取り船神事
「鯨取り船神事」は、かつて伊勢湾で盛んに行われていた鯨漁の様子を再現した神事で、毎年八月十四・十五日に鳥出神社で行われる。漆と金箔で飾られた絢爛豪華な鯨船山車を、少年から老人に至るまで、決められた役につき、四、五人の青年の担ぐ、「はりぼての鯨」と船が、追いつ追われつ、二時間程かけて仕留める、勇壮な行事である。鯨船山車は地区に四隻あって、次々と演じられる。
この神事は大漁と厄除けとともに、鯨の霊を慰めるために行われる。およそ三〇〇年の歴史があり、十四日には「町練り」、十五日は「本練り」として、神社に奉納される。
| 神社 コード |
4215015 |
|---|---|
| 鎮座地 | 四日市市富田2-16-4 |
| 電話番号 | 059-365-3574 |
| 御祭神 | 《主》日本武尊、事代主命、《配》天照大御神、豊石窓神、大鷦鷯天皇、菅原道真、櫛磐窓神、波迩夜須毘古神、波迩夜須毘売神、応神天皇、天児屋根命 |
| 祭祀 | 例祭 8月15日 かに祭 9月23日 蛭子祭 7月20日 |
