大木神社(石薬師町)   – おおきじんじゃ –

由 緒

勧請の年代、事情共に不詳である。「鈴鹿郡賦」に、「大木神社ハ青木ノ明神ノ宮ニシテ、今石薬師駅ノ天王社ノ同殿ニ巫ス」とあり、『三国地志』は、「アヲキト云、其下ニ小祠アリ、いまハ亡シ、俗大日霊ノ習合ニヤ」と記している。当社明細帳によれば、延喜式神名帳河曲郡22座の1、もと河曲郡高富村字船塚に鎮座のところ、元和年中(1615~24)に、一村が今の石薬師へ宿立ち移住することになり、寛永年中(1624~44)に当社も該地から今の地へ遷座したとある。明治元年御東幸に際しては、御調査の上、勅使植松少将殿が御参拝になり、玉串と幣帛料と奉納されている。同年、元度合県管轄鈴鹿郡第3区の郷社に被定されたが、同6年に村社列格となった。

特殊神事

イ 湯の花神事 例大祭当日、境内にて神賑行事前、祭保存会会員による

 例大祭当日式典終了後、神賑行事に先立ち、2ヶ所に据えた湯釜の前で神事を行い、その後、境内に集った参拝者を中央より二分して、その間を両側より2人の祭員が煮えたぎる湯を持った笹に含ませ、笛太鼓に合わせて足早に参拝澣メにその湯を浴びせ無病息災、罪穢を払い清める。終了後、祭員の振った笹の葉は皆が奪い取って持ち帰る。

ロ 御鍬祭(祈年祭) 2月1日 祈年祭当日

 農家(氏子)の有志澣より初穂の献上あり(最初刈り取りの1束)、神職にて小さな鍬を作り(木と竹1柄)、鍬の柄に昨秋献上の稲穂と榊を取り添えて、祭典当日神前に献上。式典終了後、その鍬の柄を初穂献上澣に撤下。もらった氏子はその鍬を各々自分の田畑の畦に立てかけ、感謝と五穀豊穣を祈願する。終戦までは、境内に10~15ヶの砂を盛り、その周囲を4~5名が囲んで宮司が唱う(先導する)唱に合せ、その鍬で耕す所作をして五穀豊穣を祈願し、その後、その鍬を持ち帰り田畑に立てかけていたが、現在はこうした所作もなくなり、鍬のみ持ち帰り田畑に立てかけている。尚、初穂をとった蘂は以前はしめ縄を作っていたが現今ではそれもなく、お焚きあげしている。二部縄に使用)


ハ 獅子舞

 戦前までは3地区あった獅子舞も現在では2地区となり、各々保存会員によって例祭で舞っている。

 祭礼前日夜、19時30分お精念、翌日より3ヶ日間朝9時より夜8時30分まで町内各戸を舞い歩く。最終日は夜9時~10時30迄お精念抜きに神社へ。(毎年例大祭当日神社へ練り込み湯の花神事の後境内にて舞う) 


ニ 山車、御輿練り

 9町内の山車、御輿が例大祭当日神社へ練り込み、獅子舞の後、各町各々練る。祭礼前日19時30分お精念入れ、翌日より3ヶ日間町内と、又は各町公会所前にて鐘太鼓を打ち鳴らす。最終日は19時にお精念抜きに神社へ。


ホ 大木神社 太鼓連

 神賑行事の後、太鼓演奏で行事を盛り上げる。

神社
コード
4219039
鎮座地 鈴鹿市石薬師町2139
電話番号 059-374-3355
御祭神 《主》天照大神、《配》大国主命、瀬織津姫神、日本武尊《合》須佐之男命、天児屋根命、大鷦鷯命
祭祀 祈年祭 初午祭 例大祭 新嘗祭