鳥取神社(大安町)   – とっとりじんじゃ –

由 緒

『宝永8年(1711)の村差出帳』に、「神祠は氏神鳥取大明神・山神」とある。『伊勢輯雑記』には、「鳥取神社 北之宮と号す、本社南向、当社神名帳に鳥取神社と。『伊勢式内神躰考』曰、鳥取神社梅戸門前村、祭神譽津別命と云々。拝殿有、木燈籠二基、神林は森々として神寂びたり、回周は石垣真長にして見る人神慮を感ず、菱垣の竹は真而斜に、入口の双松は年古くして久し、例祭は9月9日、梅戸郷中の惣社也。笠松並稲荷大明神社 村の内に在、抑此松は其上まで枝葉繁茂し、条枝樹頭に栄え恰も笠に似たり、依て笠松と称し名木にして殊に大樹なりしが、今は枯木と成幹樹を存す、稲荷大明神社枯木の本にあり、社東向。山神社 村の南の山に在り。弁財天社村の西山の上、野中溜池の辺にあり。山神 村の乾に在り。」とある。『続員弁雑誌』に、「山神 宇丁田、東向にあり小祠也。山神 宇丁田、東向にあり小祠也。」とある。『員弁郡郷土資料』には、「天湯河桁命を祀り、合殿梅津御厨神明社に天照大神を祀る、明治42年(1909)稲荷神社、厳島神社、山神社を此処に合祀せらる。この神社は垂仁天皇の24年の創建にして、元亀年中(1570~73)大破に及びたるを以て、安政2年(1855)8月に及び之を再建したり。口碑によれば、本社は創建以来数度の騒乱により書類紛失したりと雖、笠間郷の惣社にして『延喜式神名帳』に員弁郡十座の内鳥取神社とあるは是なりと。上古、大雄山光蓮寺はこの神社の別当寺なりき、天正11年(1583)豊臣秀吉桑名に瀧川氏を攻むるや、美濃土岐多羅口より此処に来り、光蓮寺に陣して当社に参詣して戦捷を祈り、神酒料として百文を奉納せられたりと云う(以下略)」とある。現在の本殿は安政2年(1895)8月に再建し、拝殿は万延元年(1860)3月の再建で、神社会館は昭和51年(1976)の建設である。

特殊神事

山曳神事

 毎年8月14日の夜、門前区の子供会が山車を曳く神事がある。神社役員・子供の父兄も参加して、盛大に行われる。

 町の西の広場に集まり神事のあと、町内を巡行して鳥取神社に還る。

神社
コード
4202070
鎮座地 いなべ市大安町門前603
御祭神 《主》天湯河板挙命《合》天照大御神、品陀和気命、宇迦之御魂神、市杵島姫命、大山祇神
祭祀 春祭 3月初旬
秋祭 10月初旬