中原神社(北勢町)   – なかはらじんじゃ –

由 緒

勧請年月不詳。神社所蔵の弘仁元年(810)庚寅9月11日の棟礼、嘉吉年代(1441~44) の鰐口、宝徳年代(1449~52)の古文書より古い社と推考される。度会延経の『神明帳考証』に「旧事記云、神皇産霊尊兒天津玉命葛野県主等祖北中津 原社此乎」とある。『伊勢輯雑記』に、「南中津原神明宮 村の内に在す鳥居あり、例祭9月16日社頭東向、神木タモの大木あり廻り二丈八尺。山神社 蓮花山の艮に在り神祠北向。香良洲大明神村の内社祠東向、是は森新兵衛と云う人の主衛の宮社也、此家は此御神の神流として今に紋所三ツ巴也。社護神社 村の未申に在り。龍神社 村の東に在り宮林の中、藤の花多し、『草刈笛』所載龍神社にて、《藤浪に霞の 雲や龍の宮》と云々。北中津原中津原神社 村の東に在是両中津原の惣社也、祭神二座、牛頭天王、白山権現、社頭内向、宮林広大也、鳥居宮林外に在り、例祭7月16日。小祠四座 共に相殿に在、神殿西向木灯籠二基神殿の前に在り、拝殿西岡南北五間東西二間也、拝殿の前に湯立釜五ふちとつらぬ。神宮大人明神村の西に在す社頭南向、花表あり祭礼9月朔日。山神あり。社宮神 其原村氏神の艮方に在り、其上其原村と南中津原村と争論有之故以来当村に預り主祭すと伝聞す、当宮林の杉の大樹は其上白瀬比尼杉の折枝をさしたる也と伝説す。」とある。

特殊神事

粥試し

 竹筒(直径2センチメートル、長さ15センチメートルのもので節なしを使用に占い項目を刻印しておく)と米を入れて炊き込む、炊き上がったご飯粒が竹筒にどれ程入っているかどうかで、この1年の作物の出来、不出来や気候状況について占いをする。

 正月3日以降の真近の日曜日、午前8時に区長及び氏子参詣者達は境内に集まり、竹筒10個と米一升を神前に供え正占いの祈顔祭をする。次に、この竹筒と米を鉄鍋に入れ、火を掛けて炊き込む。炊き上がるまでの間は、前もって炊いてあるご飯、お御酒を参拝者に振る舞う又、参拝者も夫々自慢の漬物などを持ち寄り、火を囲んでの飲食の団欒である。次に、鉄鍋の米が炊き上がると、ご飯の上や中に入っている竹筒全てを取出し、机に並べる。次に、これらの竹筒を割り、占い項目毎の竹の中に入っている御飯粒を数える。このご飯の数から作物の出来具合や天候等を占う。

 占い項目は ①米 ②米(早生、中生、晩生) ③麦 ④豆 ⑤松茸 ⑥風 ⑦雨 ⑧晴 等である。占い結果は1月末の集落初集会に報告する。
 占いで炊き上げたご飯は区長及び係りの人が自宅に持ち帰り食する。

神社
コード
4202014
鎮座地 いなべ市北勢町北中津原291-1
御祭神 《主》素戔嗚命、菊理媛命《合》天照大御神、息長足姫命、火産霊神、譽田別命、大山津見神、八衢比古神、八衢比賣神、水分神、不詳二座
祭祀 秋祭 10月のスポーツの日の前日